ホテル暮らしの注意点

ホテル暮らしでの体調管理術:気候・環境変化への対応と健康維持のコツ

私は子どもの頃から喘息に近い症状を持っており、あまり身体が強い方ではありません。

少しでも無理をすると、すぐに体調を崩します。

風邪もよく引くし、日々の体調変化も人より大きな波があるようです。

そんな私にとって、体調管理はホテル暮らしを始める際にネックとなった点の一つです。

ホテル暮らしが体調に与える影響

賃貸の時でも引越し直後に体調が安定しない経験があったため、ホテル暮らしで毎月環境が変わる生活が本当にできるのか、不安に思っていました。

ホテルの長期滞在はもちろんのこと、一年以内に住む部屋を頻繁に変えるなんて、これまで経験したことがありませんでした。

行ったことのない場所に行き、部屋や環境が変わることで、体調にどのような変化が出るのかは未知数だったのです。

今回は、私がホテル暮らしを始めて、特に体調に影響すると感じた3つの変化についてお伝えします。

気候の変化

ホテル暮らしを始めてから、短期間で何度も気候の変化を体感する生活を送っています。

真夏の名古屋や大阪でこれまで経験したことのない暑さを感じたかと思えば、翌月には北海道で急な寒さに直面するという具合です。

もちろん、気候に合わせて服装を調整すれば問題ありませんが、それ以外の外的な変化がどのような影響を及ぼすのか、不安に感じることもありました。

また、季節に逆らうような生活をしている感覚もあります。

例えば、暑くなってきたら涼しい場所へ移動し、寒くなってきたら暖かい場所へ移動するといった具合で、東京で暮らしていた頃に感じていた四季の移り変わりをほとんど実感できなくなりました。

その結果、身体が適応しようとするリズムのようなものが崩れてしまうのではないかという不安が頭に浮かびました。

生まれてからこれまで、ほとんどを神奈川や東京で過ごしてきた私にとって、こうした変化からどんな影響があるのか未知でした。

部屋の変化

上述した部屋や気候といったわかりやすい変化だけでなく、事前に見えにくい部分からも影響が出ていることに気づきました。

例えば、音や光といった環境要素です。

ホテルによって防音性能が違うため、夜中に外からの車の音や人の話し声が気になる場合もあれば、逆に静かすぎて落ち着かないと感じることもあります。

また、基本的にホテルの室内で過ごす私にとって、部屋の照明の明るさは仕事の集中度、気分や寝つきに影響が出ることも少なくありませんでした。

さらに、空気の質も体調に大きく関係しているように思います。

地域によって湿度や空気の清潔さが異なるため、場所によっては喉が乾燥したり、肌荒れが気になることもありました。

エアコンの種類や使用感、空気清浄機、加湿器の有無などホテルごとに違うため、部屋の環境に慣れるまで少し時間がかかることがあります。

精神的な変化

そして、精神的な変化も無視できません。

新しい場所に行くたびに気持ちがリフレッシュする一方で、慣れない環境にいることがストレスになることもあります。

日々のルーティンが環境によって崩れることで、自分のペースを取り戻すのに苦労した経験もありました。

こうした「見えない部分」の変化は、意識しないと見逃してしまうことも多いですが、体調や気分に影響を与える重要な要素だと感じています。

ホテル暮らしを始めた当初は、こうした細かい変化に戸惑うことも多かったですが、少しずつ対処法を見つけて慣れることができました。

快適に過ごすための体調管理術

ホテル暮らしを通して、上述したような影響を感じることがありましたが、いくつかの工夫を取り入れることで、ある程度快適に過ごせております。

ここでは、私が実践している体調管理術をご紹介します。

移動時の気候に合わせた準備

当然ですが、次の滞在地の気候を事前に調べ、それに合わせた服装や持ち物を準備しています。

荷物のことを考慮し、基本的には服装を大きく変えずに済むよう、滞在先は暑すぎず寒すぎない場所を意識的に選んでいます。

しかし、そうは言っても、滞在中に予想外に寒くなったり、仕事の都合で寒い時期に都内へ戻らなければならないこともあります。

そんな時は、現地で調達するか、サマリーポケットに預けていた冬物を取り出して衣替えをしています。

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サマリーポケットの送料や現地調達の費用は気になることもありますが、体調を崩してしまっては、せっかくのホテル滞在を有意義に過ごせません。

そのため、あまりケチらないようにしています。

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これらの記事でも関連した内容を書いていますが、私はホテル暮らしをしているくせに、部屋にある程度のこだわりがあるため、ホテルを選ぶ際には時間をかけてリサーチしています。

個人的には、このリサーチ時間こそがホテル暮らしの楽しみの一つだと感じています。

これまで幾つかのホテルを経験してきた中で、以下の3点を特に重要視してリサーチしています。

  • 部屋の明るさ
  • 匂い
  • シャワーの水圧

これらの点が、長期滞在には思った以上に重要だと個人的には考えています。

リサーチでは、ホテルの公式サイトはもちろん、Googleの口コミや複数のホテル予約サイトの口コミなど、さまざまな情報を参考にします。

ただし、Googleの口コミが良くても、ホテル予約サイトの口コミが悪いケースやその逆もあるので、注意が必要です。

さらに、昔は評価が悪かったものの、経営体制が変わるなどして最近は良くなっているケースもあります。

そのため、直近の評価がどうなっているかを確認するなど、さまざまな観点から調べています。

健康的な食事

食事は外食か、コンビニ、またはスーパーで購入しています。

ホテル暮らしでは基本的に調理ができないため、どうしても食費が高くなりやすいですが、私の場合、食費は月3万円台と決めています。

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1日あたり、タンパク質60グラム以上、食物繊維40グラム以上を目安に、さらに腸内環境を整えるために納豆、味噌、ヨーグルトなどの発酵食品を取り入れています。

また、免疫維持に必要な栄養素を摂ることも意識しています。

これらの栄養素を、できる限り手間をかけず、コスパ良く、かつ栄養価の高い食事で摂取できるよう、自分なりに工夫しています。

適度な運動とリラックス

ホテル暮らしを始めてから、散歩に出かけることが増えました。

観光名所に近いホテルを選ぶことで、散歩がてら歩いて見に行くことができ、軽い有酸素運動にもなり、良い息抜きになります。

例えば、横浜みなとみらい周辺のホテルに滞在していた時は、みなとみらいの街並みや赤レンガ倉庫、元町などを気が向いた時に散策しました。

また、現在滞在している沖縄のホテルは海側に位置しているため、息抜きに海辺まで散歩することがあります。

観光を日常に取り入れられることは、ホテル暮らしの大きな魅力の一つです。

さらに、ホテルによっては大浴場を備えているところもあり、好きな時に大きな湯船で手足を伸ばしてリラックスできるのは、贅沢なひとときです。

こうした体験ができるからこそ、ホテル暮らしを始めてよかったと感じています。

まとめ

ホテル暮らしは、新しい環境での刺激や自由さを楽しめる反面、体調管理が大きな課題となることもあります。

◾️ホテル暮らしで体調を整えるポイント

  1. 気候変化に合わせた準備
    滞在地の気候に応じた柔軟な準備を行うことで、体調不良を未然に防ぐことが可能です。サマリーポケットの活用など、荷物を効率的に管理する工夫が鍵となります。
  2. 客室選びの徹底的なリサーチ
    部屋の明るさ、匂い、シャワーの水圧といったポイントを徹底的に調べることで、長期滞在中の快適さが大きく変わります。口コミサイトや直近のレビューを活用して、最適なホテルを選びましょう。
  3. 健康的な食事と適度な運動
    外食やコンビニでも栄養バランスを考え、プロテインや発酵食品を積極的に取り入れることが重要です。また、観光地での散策や大浴場でのリラックスを日常に取り入れることで、心身の健康を維持できます。

日々の体調管理により意識を向けることで、普通の賃貸生活では味わえない特別な体験を、より快適に楽しむことができます。

この記事の内容が、ホテル暮らしを検討している方や、既に始めている方の参考になれば幸いです。